日本を訪れた際、街中で見かける漢字の看板に「ん?」と首をかしげた経験、ありませんか?一見すると馴染みがあるようで、実は日本特有の語感やダブルミーニング、さらには地元の人しか知らない文化的な背景が隠されていることも少なくありません。
先日、X(旧Twitter)で「春夏冬中」と書かれた謎の看板が話題になりました。写真を投稿した原型師の乙山法純さん(@oto_jun)は、「外国人どころか、日本人でもほとんど意味がわからないのでは?」とコメント。
この投稿には、多くの日本人ユーザーから「マジで意味不明で調べた」「一瞬、文字が足りないのかと思った」「まさかのダジャレだったとは…」といった困惑の声が続々。
実はこの「春夏冬中」、季節を表しているわけではなく、日本ならではの言葉遊びなんです。ポイントは「春・夏・冬」の中に「秋」がないこと。そう、「秋がない」=「あきない」と読ませることで、実は「商い中(あきないちゅう)」、つまり「営業中」を意味しているんですね!

あるユーザーからは、「今の日本人でも、看板に興味があったり、落語やなぞなぞに触れていないと、見た時に『しゅんかとうちゅう……?』って固まっちゃうよね。常用漢字の読みを完全に無視した謎かけだもん」という声も。
ちなみに、「居酒家 春夏冬(あきない)」というお店では、「春夏冬」に「お客さんに飽きずに長く居てほしい、いつまでも見ていたい」という願いも込められているそう。まさに一石二鳥の言葉遊びですね。
この看板はなんと37年も使われているそうで、お店の方は「この読み方はもう常識だと思っていました」と語っていますが、どうやらまだまだ知らない人も多いようです。
外国人どころか、多くの日本人ですら「初めて知った!」と驚きの声を上げていた「春夏冬中」の看板。次に街中で見かけたら、「あ、これってユーモアたっぷりの『営業中』ってことね!」とドヤ顔で解説できちゃうかも?