海外大手メディア『IGN』が、新作『ポケモン チャンピオンズ』のレビューを公開。その中で「コンテンツやポケモン、どうぐの数が不足しており、シングルプレイヤーモードや多様な遊び方もない。全体的に薄味な体験で、シリーズ最高の対戦プラットフォームとは言えない」と指摘し、大きな波紋を呼んでいます。このレビューに対し、X(旧Twitter)ではプレイヤー、特に競技シーンで活躍するVGCプレイヤーたちから猛反発の声が上がっています。
多くのプレイヤーは、『IGN』の批評がゲームそのもののコンセプト、いわば「立ち位置」を完全に見過ごしていると指摘。あるユーザーは、『ポケモン チャンピオンズ』は従来の買い切り型ゲームではなく、シーズンごとに内容を調整・拡張していく「ライブサービス型」の対戦プラットフォームであると説明しています。
「これはあくまでシーズン1のレギュレーション。今後ポケモンやどうぐはシーズンごとに入れ替わる。これはコンテンツ不足じゃなくて、そういうルールなんだよ」といった声が上がっています。

また、最初からすべてのポケモンやどうぐを解放してしまうと、かえって対戦環境のバランスが崩壊するという意見も根強いようです。「最初から全部使えたら、それこそクソゲーになる」とコメントするプレイヤーも。シーズン制によって毎シーズン異なる環境や戦術が生まれ、変化と新鮮さが生まれるため、「固定化された環境だったこれまでよりずっと良い」と評価する声も多く見られました。
『IGN』が指摘したポケモンやどうぐの選択肢の少なさについても、実際の大会を例に挙げて反論するプレイヤーがいます。競技シーンでは、大会の多様性やバランスを保つためにレギュレーションで使用可能な範囲を制限するのが通例であり、単純に「コンテンツが少ない」のとは訳が違う、というわけです。
もちろん、中には冷静な議論から外れ、メディアのスタンスそのものを批判するコメントも。「IGNは昔から的外れなレビューばっかり」「早くAIに取って代わられろ」といった辛辣な意見もあり、議論はゲーム内容そのものから、メディアの信頼性に対する不満にまで発展しているようです。
このように、メディアとVGCプレイヤーとで評価が真っ二つに割れている『ポケモン チャンピオンズ』ですが、その根幹となる対戦システム自体は、おおむね高い評価を得ています。本作を「コンテンツ不足の未完成品」と見るか、それとも「進化し続ける競技プラットフォーム」と捉えるか、プレイヤーとメディアの間には、まだ大きな認識のズレがあるのかもしれません。