今年4月、『月刊コロコロコミック』で再掲載されていた「藤子·F·不二雄名作劇場 哆啦A夢」が、2026年5月号をもって最終回を迎えることが発表されました。今となっては貴重な『ドラえもん』の雑誌連載が、また一つ姿を消すことになりました。
ところが最近、この連載終了の裏には、小学館側のミスがあり、それが原因で藤子・F・不二雄プロを激怒させ、両者が袂を分かつ事態になったのではないか、という衝撃的な噂がX(旧Twitter)上で駆け巡っています。

事の発端は、今年発売された『月刊コロコロコミック』でのとある事件。なんと、2026年1月15日発売の2月号と、3月13日発売の4月号に掲載された「藤子・F・不二雄名作劇場 ドラえもん」が、全く同じエピソードだったのです。これには毎号購入している熱心な読者もすぐに気づきました。


この事態を受け、小学館は3月17日に公式サイトで正式に謝罪しました。
「2026年1月15日発売の『月刊コロコロコミック』2月号、および3月13日発売の4月号に掲載いたしました『藤子・F・不二雄名作劇場 ドラえもん』は、同一の作品でございました。わずか2か月の間に同一作品を重複して掲載いたしましたことは、編集部の作業上のミスによるものです。今後はより慎重に雑誌制作を行い、同様の事態が再発せぬよう努めてまいります。」
創刊から49年の歴史を誇る『コロコロコミック』において、同じ話が、しかもわずか2ヶ月の間に2度も掲載されるというのは前代未聞。これは、ちょっと考えられないレベルの致命的なミスと言えるでしょう。

X(旧Twitter)では、元『週刊現代』編集長で現在はフリージャーナリストの山中武史氏が、この謝罪の場で小学館の幹部が藤子プロ側をさらに激怒させてしまった、という趣旨の投稿をしています。
(※注意:以下の内容は山中氏のX上での発言に基づくものであり、小学館が公式に認めた事実ではありません)
氏の投稿によると…
・編集長を含む幹部3名が更迭または停職処分に
・謝罪の席で、藤子プロ側が激怒し退席
・その後、『コロコロコミック』との連載契約の打ち切りが決定
この噂を裏付けるかのように、一部メディアでは、2026年5月16日以降に放送されたアニメ『ドラえもん』のオープニングから、これまで常に表示されていた「連載:月刊コロコロコミック」のクレジットが削除されたと報じられています。番組開始以来ずっとあったこのクレジットの消滅は、両者の関係が円満な形での終了ではなかったことを示唆しているのでは…と、多くのファンが推測しています。

『コロコロコミック』といえば『ドラえもん』、というイメージが強いですが、実は両者の関係は我々の想像以上に深いものです。多くの人は、『ドラえもん』が人気だからコロコロの看板作品になったと思いがちですが、歴史はその逆。
もともと『ドラえもん』は『小学一年生』などの各学年誌に分散して連載されていました。そして1977年に創刊された『コロコロコミック』は、それらの作品をまとめて一冊で読めるようにする、という目的のもとに誕生したのです。
つまり、『コロコロコミック』は「ドラえもんが載っている雑誌」ではなく、まさに「ドラえもんを読むために生まれた雑誌」だったのです。

なお、今回連載が終了したのはあくまで『月刊コロコロコミック』での再掲載であり、『ドラえもん』という作品自体が小学館からなくなるわけではありません。現在も『小学一年生』、『てれびくん』、『幼稚園』、そして『コロコロイチバン!』では引き続き『ドラえもん』の掲載が続いています。

ただし、改めて強調しておきたいのは、「謝罪の席でのトラブル」や「藤子プロが激怒して契約を打ち切った」といった一連の情報は、あくまで業界関係者とされる人物のSNS上での発言や憶測が中心であり、小学館や藤子プロから公式に発表されたものではない、という点です。
現時点で確定している公式情報は、「同一エピソードの重複掲載というミスがあり、公式が謝罪したこと」、そして「『月刊コロコロコミック』での再掲載が終了したこと」の2点のみ。両者の間に実際に何があったのか、その真相については、未だ公式な発表はありません。