PHP脆弱性でサイトが相次ぎメンテ 「阿部寛のホームページ」も停止しネット民苦笑「最後の砦も陥落した……」

Webサイトのおよそ7割で使われているプログラミング言語PHPに、認証なしで悪意のあるプログラムを遠隔実行される恐れのある2件の重大な脆弱性が見つかりました。高市早苗首相もXで修正プログラムの速やかな適用を呼びかけ、国内では多くのWebサイトやサービスが大急ぎでメンテナンスに入っています。

そんななか、ネット民が気にかけたのが「日本最速のWebサイト」と名高い「阿部寛のホームページ」です。今回も無事に生き残れるのかと思いきや……PHP脆弱性の影響には抗えず、まさかの陥落。SNSで大きな話題となりました。

ご存じない人のために説明すると、これは俳優・阿部寛の公式サイトです。一見すると普通のサイトですが、最大の特徴は1990年代から時が止まったかのような超シンプル設計。余計な演出を徹底的にそぎ落とした、実に潔い作りとなっています。

その軽さゆえ、回線がどれだけ遅くても、年季の入ったパソコンやフィーチャーフォンでもほぼ一瞬で表示完了。あまりの速さから、ネット上では「回線速度のベンチマーク」とまで呼ばれています。2025年10月に@niftyのホームページサービスがHTTPS(SSL暗号化)へ全面移行したことを受け、現在はHTTPS対応済みですが、「日本最速のWebサイト」の称号は揺らいでいません。

PHP脆弱性の影響が広がり、さまざまなサイトのメンテナンス状況に注目が集まるなか、あるXユーザーはこう投稿しました。

「万が一、最後の砦である『阿部寛のホームページ』までハッキングされたら、人類はインターネットの敗北を目撃することになる。」

ところが22日午前1時ごろ、同ユーザーが「阿部寛のホームページ」にアクセスすると、ページは@niftyの公式メンテナンス画面に……。「最後の砦」も今回ばかりはPHP脆弱性に勝てず、メンテナンス入りしてしまったと苦笑しています。

「阿部寛のホームページ」が、ネット民にとっていかに大切な存在なのかがよく分かる一幕ですね XD。とはいえ、今回のPHP脆弱性によって多くのWebサイトがメンテナンスやサービス停止を余儀なくされているのも事実。全面復旧までには、まだしばらく時間がかかりそうです。