ノーラン監督、『アイアンマン』のキャスティングは「映画史上最も重要」!マーベルに「パンデミックを乗り越えさせてくれた」と感謝

多くのトップ監督がマーベルなどのスーパーヒーロー作品を批判していると耳にするが、クリストファー・ノーラン監督は、マーベルの存在に心から感謝しているという。

先日、ノーラン監督は自身がメガホンを取った『オッペンハイマー』に出演するロバート・ダウニー・Jr.と共にニューヨーク・タイムズのインタビューに応じ、ダウニー・Jr.がかつて『バットマン ビギンズ』のスケアクロウ役のオーディションを受けていた件について改めて語った。当時、現在の共演者であるキリアン・マーフィーに惜敗したものの、2008年には彼の人生の後半に大きな影響を与えることになる『アイアンマン』の役を射止めた。

「実はあの時、僕の中には完璧な別の候補がいて、それが君ではないと100パーセント分かっていたんだ。でも、ずっと君に会いたいと思っていた。ダウニーがオーディションを受けた役(スケアクロウ)を、今ここで明かすべきか迷ったよ」

ノーラン監督は、当時『アイアンマン』のジョン・ファヴロー監督が、ハリウッド映画史上最も重要なキャスティングの一つを行い、映画業界を再定義したと考えている。実際、当時ロバート・ダウニー・Jr.の評判は芳しくなく、マーベルが第一候補とすることはなかった。しかし、ジョン・ファヴロー監督の慧眼と粘り強さによって、彼は完全に変貌を遂げるこの役を手に入れたのだ。

ノーラン監督はまた、マーベル映画の存在に感謝していると述べ、「今、私たちはパンデミックの暗い影から抜け出した。誰もが神に感謝すべきだ。『マーベル映画があって本当に良かった!』とね」と語った。

ポストパンデミック時代において、マーベル映画は現在、やや不安定に見えるかもしれない。しかし、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』や『シャン・チー/テン・リングスの伝説』といった作品が、中国という重要な市場を欠いた時期にもかかわらず、かなりの興行収入を上げたことは否定できない事実だ。

via: NY Times