『トップガン マーヴェリック』に再び著作権侵害疑惑!前作の戦友「ウルフマン」が続編での「古い写真」の無断使用を訴える

「マーヴェリック」ことトム・クルーズ(Tom Cruise)が、「トップガン」の仲間たちを率いて三度目の空へ飛び立つ前に、かつての戦友からの厄介な訴えに直面することになった。

2022年、ノスタルジーを満載してスクリーンに登場した『トップガン マーヴェリック』は、全世界で15億ドル近い興行収入を記録し、パンデミックで低迷していた映画業界を活気づけた。約40年ぶりとなるこの続編では、当時の名場面の写真が数多く登場し、涙を誘ったが、1986年の前作で戦友「ウルフマン」を演じたバリー・タブ(Barry Tubb、下図)の不満を引き起こした。

バリー・タブは最近、パラマウント・ピクチャーズを提訴。彼の同意なしに、彼の肖像権を含む写真が無断で使用・編集されたと主張している。『トップガン マーヴェリック』の劇中、グレン・パウエル(ハングマン役)が当時の集合写真を発見し、マイルズ・テラー(ルースター役)が「グース」の息子であるという事実を知るシーンがある。

この集合写真には、「マーヴェリック」ことトム・クルーズ、「アイスマン」ことヴァル・キルマー、「グース」ことアンソニー・エドワーズ、そしてタブ自身が写っている。訴状によると、この写真は実際には当時の4人のオフショット写真を編集したものであり、製作チームは許可なく彼の肖像を改変・編集したとされている。

訴状では、タブが当時『トップガン』に出演した際に署名した契約では、本編以外のいかなる続編や他の作品で彼の肖像権を使用することは許可されていないと強調。ましてや約40年後の続編ではなおさらだという。バリー・タブは2014年のテレビ映画『Deliverance Creek』への出演を最後に、芸能界から遠ざかっている。

実は、これが『トップガン マーヴェリック』が直面した最初の法的紛争ではない。1986年の『トップガン』は、1983年に雑誌「California」に掲載された同名の記事から着想を得ており、当時のクレジットにも作者であるエフド・ヨーナイ(Ehud Yonay)の名前が記載されていた。しかし、約40年が経過した『トップガン マーヴェリック』では、この点が無視された疑いがある。

作者の遺族側は、劇中でトム・クルーズが携帯電話をバーカウンターに置いたために客全員におごらなければならなくなるシーンは、ヨーナイ自身が記事に書いた実体験だと指摘。しかし、『トップガン マーヴェリック』の監督ジョセフ・コシンスキーは、それは自身が海軍基地のバーを訪れた際の個人的な経験だと反論しており、双方の主張は食い違っている。この問題は、輝かしい成功を収めた本作に気まずい影を落としている。

via: EW