
近年、主流の映像作品におけるスーパーヒーロー作品の勢いが失われつつあり、『ザ・フラッシュ』、『マーベルズ』、そして最近の『マダム・ウェブ』はいずれも興行収入の低迷という明白な結果に直面している。『THE BATMAN-ザ・バットマン-』でヴィランの「リドラー」を演じたポール・ダノは、最近のインタビューで「スーパーヒーロー映画の過剰供給」について楽観的な見方を示した。
インディペンデント紙のインタビューに応じたダノは、このジャンルが飽和状態になった時こそ、映画製作者たちがより良い作品や異なる種類の物語を生み出すきっかけになると語った。「今は面白い時期だ。誰もが慎重に先手を打つ必要がある。この危機をきっかけに、アメコミ映画に新たな命を吹き込んだり、スーパーヒーロー作品とは異なる物語を開拓したりできることを願っている」
「良い作品はこれからも生まれると信じているが、現状は受け入れなければならないと思う。これはもっと大きな問題だ。『コンテンツ』という言葉が使われ始めた瞬間から、映画であれテレビドラマであれ、それは量より質を重視しないことを意味する。私から見れば、これは間違いだ。観客としても、クリエイターとしても、私はそんなものは必要ない」

ダノは、マット・リーヴス監督の『THE BATMAN-ザ・バットマン-』がなぜ観客に認められたのかを例に挙げた。「実際、多くのアメコミ映画は、何が得られるか分かっている。しかし、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』の脚本を読んだ後、それが真の映画だと理解した。セリフの一言一句から、マット・リーヴス監督の個性が滲み出ているんだ」
via: independent