たとえ歌詞を完璧に歌えなくても、メロディを聴けば思わず口ずさんでしまう、高橋洋子さんが歌う『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニングテーマ「残酷な天使のテーゼ」。日本ではまさに“国歌”レベルの存在感を放っていますよね。
しかし、この曲の作詞家である及川眠子氏もまた、非常に著名な方だということは、もしかしたらご存じない方もいらっしゃるかもしれません。WinkやCoCoといった往年のアイドルグループの楽曲の作詞を手がけ、数々の賞を受賞されています。そんな及川氏が、本日(10月25日)未明、「残酷な天使のテーゼ」発売29周年の節目に、この曲に関する衝撃の事実を告白しました。

及川眠子氏は、1995年10月25日にリリースされた「残酷な天使のテーゼ」が、発売から29年を迎えたことに触れ、聴いたり、カバーしたり、カラオケで歌ったりと、今なおこの曲に惜しみない愛を注いでくださる皆さんに、心から感謝します、と綴っています。
しかし、これだけ長年愛されているにもかかわらず、実は『新世紀エヴァンゲリオン』を一度も観たことがありません。本当にごめんなさい、と正直に打ち明けたのです。
実は及川眠子氏は、「残酷な天使のテーゼ」を手がける以前は、ほとんどがアイドルやポップス歌手、CM、ミュージカルなどの楽曲制作に携わっていました。そのため、この仕事を引き受け、曲がリリースされた当初は、「歌詞が変」「何がヒットしているのか理解できない」といった声や、「アニメだから売れただけ」「所詮アニソン」といった攻撃的な言葉まで浴びせられたこともあったそうです。
当時の風潮として「アニソンは格下の音楽ジャンル」と見なされていた、とも語っており、今と比べると、まさに隔世の感がありますね。

及川眠子氏がエヴァを一度も観たことがないと告白したものの、多くのネットユーザーからは「全く問題ない」という声が上がっています。発売から29年経っても、今なおカラオケランキングの常連であり、作品を観たことがなくても、この曲を愛している人はたくさんいます。及川氏の告白は、創作の持つ影響力には何ら関係ない、という意見が多数を占めているようです。

もちろん、この曲は及川眠子氏に莫大な印税をもたらしていることでも有名ですが、一度も観ていないのに、これほどまでに作品に寄り添った歌詞を書き上げるとは……作詞家としての力量、マジパネェっす!