以前ご紹介した、日本皮革産業連合会が主催する恒例イベント『ジャパンレザーアワード2024』。数々の素晴らしい革製品がエントリーする中、アートデザイン部門賞を受賞した「">赤色小札黄銅鋲背嚢具足」の武士甲冑リュックは大きな注目を集めましたよね。
ですが、実は他にもとんでもなく面白い受賞作があったんです! なんと「ベストプロダクト賞」に輝いたのは、ゲームでおなじみの「ミミック」をモチーフにした宅配箱。その精巧なレザーワークには、思わず「おおっ!」と声が出ちゃいますよ。

制作者は、青森県立青森第一高等養護学校の能澤大輔さん。能澤さん曰く、「荷物を預ける人も受け取る人も楽しめる宅配箱があったらいいな」という想いが制作のきっかけになったそうです。あえて通常は選ばないエンボス加工の革を使い、思わず開けてみたくなるような「ゾクゾクする不気味さ」を表現。もし本当に襲いかかってくるモンスターなら、少し大きめでずんぐりしていて、舌があったらもっとモンスターらしく見えるはず! と、不規則に綿を詰めてリアルさを追求したとのこと。
宅配箱としての機能性にもこだわりが光ります。フタと一緒に舌が動いたり、大きな荷物に対応できるよう取り外し可能になっていたりと、ユニークな革製宅配箱の理想を詰め込んだ結果、この作品が生まれたんだとか。



『ジャパンレザーアワード2024』の主催者側も、「宅配箱は、荷物を運ぶ人にとっても受け取る人にとっても欠かせない存在。そんな宅配箱に個性を持たせるという発想が素晴らしい」と絶賛。一瞬で目を奪われるデザインは、革製品に新たな魅力を吹き込んでいます。
この表現力は、見る人に驚きと「触ってみたい!」という衝動を与えるだけでなく、使う人の想像力を掻き立て、宅配箱を単なる無機質な箱から、ワクワクする存在へと昇華させているんです。

ですが、残念ながらこの「ミミック宅配箱」は商品化の予定はないとのこと。もし商品化されたら、配達員さんも受け取る側も、ちょっとドキドキしちゃうかも…?(笑)