KADOKAWAのライトノベル専門誌『ドラゴンマガジン』、37年の歴史に幕! 2025年5月号で休刊へ

電子書籍が主流の現代において、紙媒体の売上減少は避けられない流れですよね。特にコミックス単行本以外では、週刊誌や月刊誌がその影響を大きく受けています。

本日1月9日、KADOKAWAが誇るライトノベル専門月刊誌『ドラゴンマガジン』が、2025年5月号(2025年3月発売)をもって休刊すると発表しました。37年にもわたるその歴史に幕を下ろすことになり、長年愛読してきたファンからは惜しむ声が上がっています。

『ドラゴンマガジン』は1988年に創刊されて以来、数々の名作ライトノベルを世に送り出してきました。初期には『フルメタル・パニック!』、『冴えない彼女の育てかた』、『スレイヤーズ』、『デート・ア・ライブ』、『ハイスクールD×D』といった大人気作品を掲載。近年では『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』、『スパイ教室』、『ロクでなし魔術講師と禁忌教典』などが連載され、多くの読者を魅了してきました。

▼ 2023年に発行された35周年記念特刊。

『ドラゴンマガジン』編集部からは、休刊の理由について以下のコメントが発表されています。「2023年に創刊35周年を迎え、読者の皆様の読書習慣の変化を感じる中で、紙媒体の雑誌では『ドラゴンマガジン』がこれまで担ってきた役割と使命を十分に果たし続けることが難しくなりました。そこで、新たな形でメディアサービスを提供することを決定いたしました。新しい挑戦にご期待ください!」

KADOKAWAの公式サイトによると、今春にはライトノベルやエンタメ小説ファンに向けた新たなウェブマガジン『メクリメクル』がローンチされるとのこと。2019年から運営されているライトノベルウェブプラットフォーム『キミラノ』も、この新メディアプラットフォームへ移行し、さらなる進化を遂げるそうです。

「メクリメクル」では、ライトノベルやキャラクター文芸といったエンタメ小説の最新情報や話題はもちろん、そこから派生するアニメ、コミック、イベント、音楽、声優といったクロスメディア展開まで網羅。読者と一緒にエンタメ世界をまるっと楽しめる、全方位型プラットフォームを目指すとのことです。

日本の各出版社がウェブ媒体での作品連載にシフトしている現状を考えると、月刊誌のような紙媒体の維持は確かに難しいものがあります。『ドラゴンマガジン』の休刊という選択も、時代の流れを汲んだものと言えるでしょう。もちろん、現在連載中の作品は今後も別のプラットフォームで楽しめますので、ご安心を!

via: キミラノ 富士見Fantasia文庫官方 X