NVIDIAのハイエンドグラフィックボードRTX 5090、RTX 5080が先日(1月30日)に全世界で発売されました。その圧倒的な性能と供給量の少なさからゲーマーたちが殺到し、世界各地で深夜の行列が発生。転売ヤーによる価格高騰も深刻化し、定価の数倍以上で取引されるほどの過熱ぶりを見せています。
この熱狂は、ここ日本の秋葉原でも例外ではありませんでした。PCパーツショップ「パソコン工房 秋葉原パーツ館」が開催した「RTX 5090」の店頭抽選販売会には、購入希望者が殺到。現場は凄まじい混乱状態となり、人波が店の前にあふれかえっただけでなく、なんと隣接する幼稚園に侵入する者まで現れる事態に。これを受け、運営会社は区役所および幼稚園に謝罪し、破損した看板の賠償を申し出たと発表。ネット上でも大きな騒ぎとなっています。

現場にいたネットユーザーの報告によると、パソコン工房側は当日列形成を告知していたにもかかわらず、深夜から並んでいた人々に整理券を優先的に配布したとのこと。ルールを守り、指定された15時に並んだ人は抽選券すら手に入れられなかったといいます。現場は様々な外国語が飛び交うカオスな状況で、中には隣の幼稚園に侵入してショートカットを図り、列に割り込もうとする者までいた模様です。
これには「販売方法が杜撰すぎる」といった厳しい声が上がっています。

この件について、千代田区長の樋口高顕氏も自身のX(旧Twitter)で、幼稚園の保護者や区議会へ向け、事態の経緯を報告しています。
「当日の午後、抽選会に参加しようとする多数の人が店の前に集まり、その一部が幼稚園の柵を乗り越え、自力で降りられなくなったり、園の看板を破損させたりしました。柵を乗り越えた人は園内に立ち入りましたが、不審者対応マニュアルに基づき、園の職員がすぐに対応し、出口まで誘導して速やかに退去させました。なお、破損した看板については、事業者から園に謝罪があり、弁償の申し出があったとのことです。」

注目の新製品RTX 5090の抽選会ということもあり、当日は多くの購入希望者が集結。ネット上の目撃情報では、海外から来たと思われる人々も多く見られ、先を争うように列に殺到し、現場は一時収拾がつかない状態になったようです。当時、Xでは「現場ヤバすぎ」「幼稚園の看板が壊されて警察来てる」といった投稿が相次ぎました。

▼ この大混乱を受け、パソコン工房は店頭での抽選を中止。後日、オンライン抽選に切り替えて販売を行うと発表し、近隣住民や消費者に対して謝罪しました。また、ソフマップやドスパラといった他のPCショップも、同様の事態を避けるためか、相次いでオンライン販売へと切り替える動きを見せています。

それにしても、NVIDIAの新型グラボ「RTX 5090」の人気の凄まじさが改めて浮き彫りになった一件でした。海外からも購入目的で来日する人がいるほどの人気ぶりで、今回の狂騒的な争奪戦につながったようです。
via: togetter