「鍵屋さん」と聞いて、皆さんはどんなお店を思い浮かべるでしょうか。多くは、職人さんが一人いるようなこぢんまりとした作業場をイメージするかもしれません。しかし今、X(旧Twitter)で、とある鍵屋さんの異様なたたずまいが大きな注目を集めています。
その名も「本物の錠前師」。まるで異世界やファンタジー漫画に登場しそうな、独特すぎる外観が話題を呼んでいるのです。

この「本物の錠前師」は、札幌の琴似駅近くの路地裏に店を構えています。お店の外壁には「癌消滅」「超神氣」「神的理念」といった、謎めいた言葉がびっしりと書かれており、見る者を圧倒します。1981年の創業から40年以上続く老舗だそうですが、投稿者も「完全に別次元に足を踏み入れた感じ」と、その独特すぎる雰囲気に驚きを隠せない様子です。




この光景を見て、漫画家の柘植義春氏が描く世界観を思い浮かべた人も少なくないようです。特に、代表作である『ねじ式』に登場する不気味な眼科のたたずまいにそっくりだという声が多数上がっています。手塚治虫と並び称されることもある柘植氏の作品は、王道漫画が描く熱血や友情といったテーマとは一線を画し、人々の心に沈殿する暗い世界を深く掘り下げています。その退廃的で虚無的な雰囲気は、まさにこのお店が放つオーラと通じるものがあるのかもしれません。
多くのユーザーが、作中に登場する眼科とこの鍵屋さんの怪しい雰囲気がそっくりだと指摘しています。


▼ ちなみに『ねじ式』の眼科は、台湾出身の写真家・王双全氏が1962年に撮影した台南の街角の写真をモデルにしたと言われています。

街の風景を撮影しているという別のユーザーによれば、このお店は昔からこの外観だったわけではなく、ここ20年ほどで大きく変化し、ますます謎めいた雰囲気になっていったとのことです。

このあまりにも強烈な外観に、ネットユーザーからは「これは入る勇気ないな…」「異世界の入り口にしか見えない」「夜中に通りかかったら絶対ビビるやつwww」といったコメントが殺到。やはり、その独特のオーラに気圧されてしまう人が多いようです。

札幌を訪れる機会があれば、この異世界感あふれるお店を実際に訪れてみてはいかがでしょうか。ただし、中に入る勇気が出るかは別問題ですが…(笑)。
via: togetter