カラーとサンライズがタッグを組んで制作する2025年のガンダム最新作『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX』。発表以来、ファンの間で大きな話題を呼んでいますが、先行して一部エピソードを再編集した劇場版『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX-Beginning-』も、ガンダムシリーズ歴代2位の興行収入を記録し、その勢いをまざまざと見せつけています。
昨日(2月22日)、東京で「アニメ新世紀宣言」44周年記念座談会と『機動戦士ガンダム』特別上映会が開催され、庵野秀明監督、メカニックデザイナーの出渕裕氏、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏が登壇しました。劇場版『GQuuuuuuX-Beginning-』の序盤脚本を庵野監督が手掛けたこともあり、今回のイベントでは『機動戦士ガンダム』が庵野監督の人生に与えた影響について語られました。
▼「アニメ新世紀宣言」44周年記念座談会&『機動戦士ガンダム』特別上映会に登壇した庵野秀明監督、出渕裕氏、氷川竜介氏。
今回の『機動戦士ガンダム』特別上映会で、庵野監督がセレクトしたのは第14話「時間よ、とまれ」。その理由を問われると、「富野由悠季監督のスタイルが色濃く出ていて、ガンダムらしさも詰まっている。ガンダムを代表するようなエピソードを選びたかったんです。」とコメント。
第14話で描かれる、アムロがモビルスーツに乗っていない敵に銃を向けるのをためらうシーンについて、「かなり緊張感のある描写」と評価。庵野監督は「ああいう繊細な描写が、いかにも富野監督らしい」と絶賛しました。

今回、『GQuuuuuuX』の冒頭部分の脚本を庵野監督が手掛け、富野由悠季監督ならではの独特なセリフ回しを再現したことについて、出渕氏は「富野さんのセリフは本当に特徴的で、一度聞いたら忘れられない。庵野さんが書いた部分を読んだ時、『そうそう、これこれ!このガンダムのセリフ感!』って思いましたね」と語りました。これに対し庵野監督は「頑張りました!」と照れ笑い。

庵野監督は最後に、大学生の頃、自身はアニメから離れていくと思っていたと明かし、『機動戦士ガンダム』の予告編を見た時のことを振り返りました。「もうアニメは卒業かな、なんて思っていたんですよ。でも、ガンダムが顔を上げて、目が光るのを見た瞬間、『これは毎週見なきゃ!』ってなっちゃって!」
「あの予告を見ていなかったら、僕の人生は全く違ったものになっていたかもしれません。」と感慨深げに語り、感謝の気持ちを込めて「『機動戦士ガンダム』が僕をアニメ業界に引き戻してくれた。この作品には恩義があるので、陰ながら応援していきたいです。」とコメント。すると、すかさず登壇者から「陰ながらって、思いっきり応援してるじゃないですか!」とツッコミが入り、会場は爆笑の渦に。和やかな雰囲気の中で座談会は幕を閉じました。

改めて、庵野監督の『機動戦士ガンダム』に対する並々ならぬ愛情が感じられますね。年齢を重ねた今、最新作『機動戦士ガンダム GQuuuuuuX』に深く関われることは、まさに格別な思いがあるのではないでしょうか。
via: oricon news