
アニメ第3期が2025年10月に放送決定し、ますます盛り上がりを見せる『SPY×FAMILY』。アニメの放送が待ちきれないファンも多いかと思いますが、原作コミックを追いかけている皆さんなら、先日公開された最新15巻の表紙にグッときたのではないでしょうか。作者の遠藤達哉先生がX(旧Twitter)で投稿したあるメッセージによって、あの感動的なエピソードを思い出して涙腺が緩んでしまったファンも多いはずです。
先日、遠藤先生は自身のXアカウントで、『SPY×FAMILY』コミックス第15巻の書影を公開。そのポストには、こんなコメントが添えられていました。「15巻の書影出てました。表紙はマーサです。前の巻と対になるように構想していたので、椅子のチョイスにも一貫性を持たせています。(スワンチェアも考えましたが、素材感を優先してこちらにしました) 個人的なイメージでは、15巻は左側に置く想定でした。」

▼14巻と15巻を並べた様子がこちら!
▼そして、遠藤先生の構想通りに並べると、まるで“お茶会”のよう。原作を読んでいるファンなら、この光景が持つ意味にグッとくるはず…!
『SPY×FAMILY』の表紙といえば、登場人物が座っているデザイナーズチェアもおなじみ。15巻でマーサが座っているのは、ハンス・J・ウェグナーがデザインした「ピーコックチェア」。そして14巻でヘンリー・ヘンダーソンが座っているのは、フランク・ロイド・ライトがデザインした「ロビーチェア」です。
※この記事には、『SPY×FAMILY』原作コミックのネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。※
※この記事には、『SPY×FAMILY』原作コミックのネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。※
※この記事には、『SPY×FAMILY』原作コミックのネタバレが含まれています。未読の方はご注意ください。※
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ではなぜ、遠藤先生はヘンリー・ヘンダーソンとマーサ・マリオット、この2人を並べた表紙をデザインしたのでしょうか。連載を追いかけているファンなら、もうお分かりですよね。
その理由は、2024年4月頃に連載された第97話からの「ヘンリーとマーサの過去編」にあります。イーデン校の学生時代に出会い、互いに惹かれ合っていた2人。しかし、戦争という過酷な時代背景の中、バレリーナを夢見ていたマーサは軍の道へ、そしてヘンリーは教育の道を志し、教師となりました。時代の波に翻弄され、2人は結ばれることなく離れ離れになってしまったのです。


この切ない過去編を描いたからこそ、遠藤先生はこの2人を並べた表紙をデザインしたのでしょう。コミックスの表紙の上でなら、結ばれなかった2人がこうして隣に座り、穏やかなお茶会を開くことができる…そんな作者の優しさが感じられる、粋な演出ですね!