フジテレビ、中居正広の性加害問題で調査報告会見 飲み会は「会社の経費」だったことが判明しネット騒然

元SMAPのリーダー・中居正広さんに年初に持ち上がった性加害疑惑。この問題で中居さんの仕事が激減するとともに、フジテレビも対応を巡って批判を浴び、双方にとってイメージダウンは避けられない事態となっていました。そして本日3月31日、フジテレビが設置した第三者委員会が、中居さんと被害女性との間で起きたトラブルに関する調査報告書を公表しました。

同日夜には調査報告に関する記者会見が開かれ、委員長の竹内朗氏、委員の五味祐子氏、山口利昭氏が出席。中居さんらが参加したとされる「スイートルームでの飲み会」について説明が行われました。

調査報告書によると、第三者委員会は「被害女性のAさんは、中居氏による性暴力を受け、重大な人権侵害が生じた」と認定。さらに「本件はCX(フジテレビ)の業務の範囲内で発生した」と指摘しました。

質疑応答では、2021年12月にとある外資系ホテルで行われた飲み会についての質問が飛び出しました。この飲み会は一泊約40万円もするスイートルームで行われ、タレントのUさん、中居正広さん、Bさん、そして複数の女性アナウンサーらが参加していたとのこと。これに対し、竹内委員長はこの費用をフジテレビが支払っており、番組編成局の幹部によって経費で精算されていたことを明かしました。

このまさかの「会社の経費」という事実に、ネット上では呆れや批判の声が殺到。フジテレビが責任を免れることは到底できない、との見方が強まっています。

さらに報告書では、フジテレビの幹部が中居さんからの依頼で、入院中の被害女性のもとへ「慰問金」名目で現金100万円を直接届けに行っていたことも明らかに。これは事実上の「口止め料を運ぶパシリ」ではないかと指摘されています。当時、Aさんは心身の不調で休養中であり、その深刻な状態を知りながら現金を届けた行為は、被害者の心境を全く考慮していない無神経なものだったと言わざるを得ません。

報告書は、この「慰問金」の支払いが後の法廷闘争に影響を及ぼす可能性や、「口止め料」と見なされかねない点を指摘し、二次加害にあたる疑いがあると結論付けています。

報告書によると、委員会は調査を円滑に進めるため、双方の弁護士を通じて中居さんとAさんに対し、示談契約に含まれる守秘義務を解除するよう協力を要請しました。

これに対し、Aさん側は委員会に対する守秘義務を全面的に解除すると快諾。しかし、中居正広さん側はこれを拒否し、守秘義務に関わる調査には協力しない姿勢を見せました。

このため、委員会と双方の弁護士で協議が行われ、最終的に「2023年6月2日にAさんが中居さんのマンションを訪れてから立ち去るまでの事実」と「示談契約の具体的な内容」については守秘義務の範囲内として調査対象から外すことになりました。それ以外の部分については、双方がヒアリング調査に協力することに同意したとのことです。そして、公開されなかった部分については、フジテレビ関係者への聞き取りや関連資料をもとに委員会が判断。報告書ではっきりと「女性Aは中居正広氏から性暴力を受けた」と断定し、これが「重大な人権侵害」にあたると結論づけました。

今回の会見を受けても、多くの人々の怒りは収まっていません。ネット上では「フジテレビの体質そのものが問題」「長年の悪習が被害者を泣き寝入りさせてきたのでは」といった声が上がっており、問題の根深さを指摘する意見が多数見られます。このような悪循環が、さらなる被害を生んできたのかもしれません。

調査報告書は公表されましたが、今後、双方の話し合いなどを通じて新たな事実が明らかになる可能性もあります。この事件がどのような形で決着するのか、引き続き注目が集まります。