今年6月、いよいよNintendo Switchの後継機「Nintendo Switch 2」が正式にお披露目されます。しかし、世界中で1億5千万台以上も普及している現行Switchユーザーを、任天堂はあっさり見捨てるようなことはしないようです。
任天堂アメリカの社長、ダグ・バウザー氏が先日、『ワシントン・ポスト』のインタビューに応じ、今後もプレイヤーの動向を注視し、現行プラットフォームの活気とエンゲージメントを維持できるようサポートしていくと語りました。
バウザー氏は「プレイヤーがどのようにこのプラットフォームにアクセスし、参加しているかを継続的に観察し、将来の方向性を理解していきます」とコメント。「現時点での販売台数は1億5千万台を超えており、5月8日の決算発表でさらに更新されるかもしれません。誰もがすぐにSwitch 2に移行するわけではないので、これらのプレイヤーには引き続きアクティブでいてほしいと願っています」と、現行ユーザーへの配慮を示しました。
任天堂は先日ニューヨークでメディア向けイベントを開催し、Nintendo Switch 2の試遊と関連計画を説明しました。新ハードへの注目が集まる一方で、任天堂は現行Switch向けに『Pokémon LEGENDS Z-A』や『メトロイドプライム4 ビヨンド』といった重要タイトルを複数発表。もちろん、これらのタイトルはSwitch 2専用バージョンもリリースされ、より高画質で追加機能が楽しめるようになるとのことです。
ここで注目すべきは、これらの「Switch 2バージョン」のゲームは、いわゆる後方互換の範疇には含まれないという点。現行Switch版をすでに持っているプレイヤーが進化版を体験したい場合は、別途購入するか、アップグレードを選択する必要があるようです。
「新プラットフォームには、発売初日から迷わず飛びつくプレイヤー層がいることを認識しています」とバウザー氏。「しかし、適切なゲームと時間の経過とともに、他のプレイヤーもゆっくりとSwitch 2に移行してくれることを期待しています」と語っています。
現在、Switch 2はイギリス、日本、ヨーロッパで予約受付が開始されていますが、アメリカ市場では経済的な不確実性を理由に、任天堂が予約開始時期の延期を発表しました。これは、任天堂が新ハードを投入しつつも、市場状況とプレイヤーの需要を慎重に見極め、既存市場と新規市場のバランスを取ろうとしている姿勢の表れと言えるでしょう。
via: The Washington Post