昨年リリースされ、世界中で大ヒット中のスマホ向けアプリ『Pokémon Trading Card Game Pocket』。本日7月30日には待望の新拡張パック「天と海の導き」が実装されましたが、なんと配信開始を前にして、収録カードをめぐる騒動が勃発してしまいました。
今回、問題となったのは新拡張パック「天と海の導き」に収録される「ホウオウex(★3)」と「ルギアex(★3)」の2枚のイマーシブカードです。公式発表によると、ホウオウのカードの「イマーシブ演出」に使用されているイラストについて、制作過程で問題が発覚したとのこと。これを受け、公式は謝罪文を公開しました。

事の発端は、拡張パックの実装前に、データ解析によって「ホウオウex」のイマーシブカードのイラストが非公式にリークされたことでした。ネット上で拡散されたこのイラストを見た中国のイラストレーター・昼时歌氏(@lanjiujiu)が、なんと4年前に自身が描いたファンアートとポーズが酷似していると指摘。実際に画像を重ね合わせた比較画像も投稿され、その類似性から「トレースではないか」とネット上で大きな騒ぎとなりました。
この騒動を受け、公式は拡張パックの配信が始まる本日の早朝に声明を発表。「ホウオウex(★3)」と「ルギアex(★3)」の制作過程で問題があったことを認めました。内部調査の結果、カード開発チームがイラストレーターに制作を依頼する際、誤って不適切な参考資料を提供してしまったことが原因だったと説明しています。
公式は、問題となった2枚のカードを「暫定のイラスト」で実装し、正式なイラストが完成次第、差し替えることを決定しました。また、他のカードについても同様の問題がないか調査を継続するとのことです。最後に、すべてのポケモンファンと、カードイラストを手がけたイラストレーターに対し深く謝罪するとともに、再発防止と品質管理の強化を約束しました。

現在、ゲーム内で該当カードを入手すると、以下のような暫定イラストが表示される状態となっています。


この公式発表を受け、イラストレーターの昼时歌氏も自身のSNSを更新。迅速な対応に感謝を述べるとともに、過去に依頼を受けて描いたイラストが、意図せずこのような形で使用されてしまったことへの驚きと、当時の自身の著作権に対する認識の甘さがあったことを綴っています。
今回の件は、公式がイラストの差し替えを決定したことで、ひとまず収束に向かうことになりそうです。

とはいえ、新拡張パックの実装直後に発覚した今回の騒動。ファンからは運営のチェック体制を疑問視する声も上がっており、今後の正式イラストへの差し替え対応が待たれます。