『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の世界的な大ヒットを受け、任天堂が映像関連部門を再編し、新たに「Nintendo Stars」として始動することを発表しました。この新部門は、任天堂が誇る人気キャラクターやIP(知的財産)を大スクリーンへ送り出すことを専門とするとのこと。この動きは、任天堂がエンターテインメント事業の拡大に本腰を入れていることの表れであり、今後の映像化が同社のコア戦略の一つとなりそうです。
「Nintendo Stars」の前身は、2001年に任天堂と『星のカービィ』の開発で知られる株式会社ハル研究所が共同で設立した「ワープスター株式会社」。当初の主な任務はカービィのゲーム以外での展開を推進することで、全100話にわたる長寿アニメ『星のカービィ』も手掛けていました。
今年の初めには、任天堂がハル研究所の保有株式を取得し、同社を完全子会社化。今後のより大規模な映像プロジェクトに向けた地盤固めを行っていました。
現在、任天堂は2つの大きな映画プロジェクトが制作中であることを認めています。具体的には、2026年4月3日公開予定の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』続編と、2027年5月7日公開予定の実写版『ゼルダの伝説』です。
注目すべきは、マリオの続編が公開まであとわずかとなっているにもかかわらず、任天堂が依然として情報を固く守っている点です。しかし、マリオ40周年という記念すべき年が近づいていることや、2025年9月に大規模な「Nintendo Direct」が開催されるとの噂もあることから、ファンは近いうちに映像の一部を垣間見ることができるかもしれません。
一方、実写版『ゼルダの伝説』については、リンク役とゼルダ姫役を演じる俳優はすでに発表されていますが、ストーリーやその他のキャストについては、まだ多くが謎に包まれています。
今後、任天堂が『メトロイド』を『エイリアン』のようなSFスリラーとして映像化するのか、あるいは『どうぶつの森』を題材にしたロマンティックコメディを制作するのか、ファンの間では早くも期待と憶測が飛び交っています。さらに、長年噂されてきた『ドンキーコング』のスピンオフ作品が実現する可能性も大いにありそうです。
任天堂によれば、「Nintendo Stars」は映像化プロジェクトに加え、引き続き『星のカービィ』のライセンス業務も担当するとのこと。これは、カービィのアニメシリーズが復活する可能性を示唆しているのかもしれません。
ここで注意したいのは、「Nintendo Stars」と「ニンテンドーピクチャーズ株式会社」は別の組織であるという点です。後者は任天堂のアニメーションおよびモーションキャプチャースタジオで、これまで数々のゲームやCGI作品の制作に参加しており、中には『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』の一部も含まれているとのことです。
via: IGN