先日、X(旧Twitter)で、ある絵師「蜜柑のーか」さんがシェアした新作イラストが大きな話題を呼んでいます。普段通りの投稿かと思いきや、リプライ欄には「今日の肌の色、なんだかおかしくない?」「ちょっと緑色に見える…?」といったコメントが殺到し、ネット上で大規模な議論に発展しました。
さらに驚くべきことに、作者本人には肌が緑色がかっているとは全く見えず、作品のキャラクターの肌は「絶対に黄色だ」と感じていたとのこと。この認識のズレに、多くのユーザーが作者の色覚に何か問題が起きているのではないかと心配し始めました。

事の発端は11月19日、蜜柑のーかさんが『温泉むすめ』のキャラクター・道後泉海(どうご いずみ)の新しいイラストを投稿したことでした。すぐさまファンたちは「キャラクターの肌の色がいつもと違う」ことに気づき、「ちょっと緑が強すぎませんか?」「今日の肌の色、普段と違いますよ?」「このキャラはもしかして緑色の肌という設定なんです?」といった指摘が相次ぎました。

多くのユーザーが、過去のイラストに比べて肌が明らかに緑色に見えると反応しましたが、作者本人は全く異常を感じていませんでした。意図的に緑色にしたのかと問われると、本人は驚いた様子で「これ、緑色に見えます!? 私には黄色にしか見えないのですが…」と返信。
それだけでなく、自身に軽度の色弱があることを明かした上で、これまで肌の色で問題を指摘されたことは一度もなかったため、さらに混乱を深めている様子でした。
状況を確かめるため、作者は改めて「このイラストの肌の色、本当に緑色に見えますか? 私にはどうしても黄色にしか見えなくて…」とポストしました。

すると、さらに多くの反応が寄せられました。「こちらでは間違いなく緑に見えます…」「少なくとも一般的な肌色ではないですね」「ゲームに出てくるゴブリンの肌の色に近いです」。また、あるユーザーが色覚シミュレーターを使って画像を解析した結果、肌の色が実際に緑色に偏っていることが証明されました。

仕事を終えた後、作者本人がお絵描きソフトのスポイトツールで実際のカラーコードを確認したところ、その場で呆然。「本当に緑だった。どう見ても黄色だと思ってたのに、まさかの緑…」。この結果を受け、自身の症状が悪化しているのではないかと心配し始めました。

多くのユーザーによる分析の結果、イラストの周囲にあるオレンジや赤の髪色、そして背景色との対比によって色彩錯視が起き、緑色が黄色に見えてしまったのではないかと推測されています。また、これはP型(1型2色覚)やD型(2型2色覚)といった赤緑系の色覚異常の典型的な特徴とも一致するという指摘も。緑色が黄色っぽく見えたり、緑と黄色の境界が曖昧になったりするため、無意識のうちに肌の色を緑方向に調整してしまった可能性があるようです。

複数のユーザーからは、過去に別のイラストレーターが突然「色のズレ」を指摘され、病院で検査したところ、色覚異常の悪化や目の病気、さらにはより深刻な神経系の問題が発見されたケースがあったという声も上がりました。このため、多くの人が作者に早く病院へ行くよう勧め、作者も「まずは眼科で診てもらいます」と返答。「普段は緑と黄色は区別できるんですが、今回は全く分かりませんでした。皆さん、教えてくれてありがとうございます。検査に行ってきます」と感謝を述べました。
また、過去にもキャラクターの髪の色を間違えたこと(青髪をピンク髪と認識するなど)があったと明かし、今回の件で改めて精密検査の必要性を感じたようです。


この一連の出来事を見て、多くのネットユーザーは「もし周りの指摘がなかったら、自分一人で絵を描いていても絶対に気づけないだろうな」とハッとした様子。クリエイターたちからも「自分もいつか色を間違えてるのに気づいてないんじゃないかと不安になってきた…」「色弱って自覚するのが本当に難しいから怖い」「もし私の絵がいつか崩壊したり、変になったりしたら、みんな頼むから教えてくれ」といった共感の声が多数寄せられました。

その後、作者が投稿した新しいイラストでは肌の色が正常に戻っており、多くのファンも一安心。SNSでの作品投稿が、思わぬ形で自身の健康状態を発見するきっかけになるなんてこともあるんですね…!


via: togetter