『銀河英雄伝説』の田中芳樹先生、1年前に脳出血で倒れていたことを事務所が公表。現在リハビリに励み創作への意欲は衰えず

『銀河英雄伝説』や『創竜伝』、『アルスラーン戦記』などの名作で知られる小説家の田中芳樹先生が、1年前に「脳出血」で倒れ緊急搬送されていたことが、事務所の代表である安達裕章氏によって明かされました。現在は介護付きの施設に入居しリハビリを続けており、執筆活動は困難な状況ながらも、創作への意欲は失っておらず、回復後の復帰を目指しているとのことです。

安達氏の説明によると、公表が今になったものの、田中先生が「脳出血」で倒れたのは、さかのぼること1年前の2024年11月30日のことでした。不幸中の幸いだったのは、倒れた場所が仕事場近くのコンビニエンスストアだったこと。店員の方がすぐに救急車を呼んでくださったおかげで、迅速な救命措置を受けることができたそうです。もし、あの日先生が仕事場で倒れていたら…そこは普段先生ひとりきりで、しかもその日は土曜日でスタッフも休みでしたから…本当に、考えるだけでぞっとします。

脳の損傷による後遺症で、身体の自由が一部利かなくなってしまったとのこと。また、仕事場はバリアフリーではなかったため、何万冊もあった蔵書も整理し、引き払うことになったそうです。

今年の夏からは介護付きの施設に移り、ケアを受けながらリハビリに励む日々を送っています。ご本人は見た目には淡々としているそうですが(内心はうかがい知れませんが、と安達氏)、精神的には安定しており、リハビリの最中にも「まだまだ書きたいものがあるんだ」と語るなど、その創作意欲は健在。毎日ノートを手に文字を書く練習に励む姿に、むしろ周りのスタッフが励まされていると明かしています。

こうした状況から、当面の間、新作の発表やサイン会などのイベント開催は難しい見込みです。しかし、前述の通り先生ご本人は復帰をまったく諦めていないとのことで、ファンの皆様にはどうか温かく見守り、回復を待っていてほしいと呼びかけています。

田中先生は現在73歳。ご高齢ということもあり、ファンからは心配の声が上がっていますが、迅速な救護があったことは本当に幸いでした。多くのファンが続きを心待ちにしている作品も多く、先生の回復と、いつかまた新たな物語が紡がれる日を願わずにはいられません。