『遊☆戯☆王』アニメ公式、米ホワイトハウスによる映像の無断使用に声明を発表「一切関与しておりません」

以前、アメリカのホワイトハウスの公式Xアカウントが、人気ゲームシリーズ『ポケットモンスター』風のロゴを用いて、政治スローガン「MAGA」を宣伝する投稿を行い、物議を醸したことがありました。これをきっかけに、ネット上では「ホワイトハウスはアニメやゲームを安易にプロモーションに利用しているのでは?」といった疑問の声がたびたび上がっていました。

そんな中、『遊☆戯☆王』アニメシリーズの公式Xが3月11日に声明を発表。ホワイトハウスの公式アカウントが投稿した動画内で、権利者の許可なく本作品の映像が使用されている疑いがあると指摘しました。さらに、原作者や制作チームがこの件に一切関与していないことを強調し、再びホワイトハウスのSNS運用をめぐる議論が巻き起こっています。

声明では、「アメリカ合衆国ホワイトハウスの投稿において、権利者の許諾なく、アニメ『遊☆戯☆王』シリーズの映像が使用されていることを確認いたしました。」と報告。続けて、「本映像に関しましては、原作・アニメ関係者共々、一切関与しておらず、当該知的財産権の利用を許諾した事実もございません。」と、関与をきっぱりと否定しました。

ただし、声明では今後の対応については触れられておらず、あくまでホワイトハウスによる映像使用が許諾されたものではない、という事実を告知するに留まっています。

今回問題となったのは、ホワイトハウスの公式アカウントが3月6日に投稿した一本の動画。内容は、戦争をテーマにしたと思われる映画やゲーム、人気アニメの映像を繋ぎ合わせたものとなっています。『遊☆戯☆王』のほかにも、動画内には『ドラゴンボール』シリーズなど、日本のアニメに限らず多数の作品の映像が含まれているとみられています。しかし、これらの映像が果たして権利元から正式な許諾を得て使用されているのか、という点には大きな疑問符がついています。

『遊☆戯☆王』公式からの声明でも、他の映画やゲーム、アニメの映像が許諾を得ているかについては言及されていませんでした。

この件について、SNS上では「これって無許可で使ってるんじゃないの?」「アニメを政治的なプロパガンダに利用しているのでは?」といった批判や疑問の声が多数寄せられています。

しかし、現時点ではホワイトハウスのアカウントから該当の動画や画像が削除される動きは見られません。事情を知らないユーザーがこれらを目にした場合、公式に許諾を得たコラボレーションだと誤解してしまう可能性も。投稿が取り下げられないまま、この問題に関する議論は今もなおネット上で続いています。