『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流・アスカ・ラングレー役や、『名探偵コナン』の遠山和葉役などで知られるベテラン声優の宮村優子さん。長年にわたり第一線で活躍されていますが、近年はSNSでのファンとの交流も積極的に行っています。
そんな宮村さんが、自身の公式YouTubeチャンネルで、デビュー当時の『新世紀エヴァンゲリオン』オーディションにまつわる驚きの秘話を明かし、多くのファンを驚かせています。

宮村さんによると、『新世紀エヴァンゲリオン』のオーディションが開催されたのは1994年の秋頃。当時の宮村さんはまだキャリアの浅い新人声優で、ほとんど実績がなかったそうです。事務所に提出していたボイスサンプルには、自身の方向性として「正統派ヒロイン」と書かれていたとのこと。そのため、事務所からはアスカ役ではなく、「綾波レイ」役のオーディションを勧められたと明かしました。

宮村さんは当時を振り返り、オーディションでは物静かで落ち着いたトーンを意識して、真剣にセリフを読んだそうです。しかし、そのテストの最中に監督から突然「もう一人、違う役をやってみない?」と声をかけられたのだとか。そして、その役こそがアスカでした。
スタッフからの指示は「今の感じで、もっと元気よくやってみて!」という、とてもシンプルなものだったそう。宮村さんは「別に私、元気よくやったつもりは全然ないんですけど……」と笑いながら当時を振り返ります。内心戸惑いながらも、言われた通りに演じてみたところ、見事合格。こうして、誰もが知るアスカの声優が誕生したのです。

さらに宮村さんは、当時『新世紀エヴァンゲリオン』はまだテレビ放送が決まっておらず、「全26話のOVA作品」という企画で動いていたことも告白。オーディションの時点では、一体どんな作品になるのか全く知らなかったそうです。
このオーディションでの予期せぬ役柄の変更が、結果的にアニメ史に残る屈指の代表的キャラクターを生み出し、宮村さん自身の代表作ともなりました。

今回公開された動画では、このほかにもデビューからの道のりや、なんとゲームの効果音を演じたという、ファンも知らないような面白いエピソードが語られています。気になる方はぜひチェックしてみてください。