日本を代表するミステリー作家、東野圭吾先生が、今月23日未明に大腸がんのため逝去されました。享年68歳。出版社より発表された情報によると、先生は『容疑者Xの献身』や『白夜行』といった数々の名作で知られ、40年以上にわたる作家活動で国内外問わず多くの読者を魅了してきました。

東野先生は大阪府出身で、大阪府立大学を卒業後、1985年に『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞し、27歳で作家デビューを果たしました。 以降、推理とサスペンスを軸に、緻密なトリックと深い人間ドラマを融合させた作品を次々と生み出し、「ガリレオ」シリーズ、「加賀恭一郎」シリーズ、そして「マスカレード」シリーズなど、数々の人気シリーズを展開しました。
中でも『容疑者Xの献身』は2006年に直木賞を受賞し、東野先生の代表作家としての地位を不動のものにしました。 『白夜行』や『ナミヤ雑貨店の奇蹟』といった作品も、映画、ドラマ、舞台と多岐にわたってメディアミックスされ、多くのファンを魅了。 その著作は世界各国で翻訳され、日本現代ミステリー文学において、国際的に最も影響力のある作家の一人となりました。単なる推理小説の枠を超えた感情や社会描写は、アジアの大衆文学や映像作品に長きにわたり影響を与え続けています。

via: NHK