(画像提供:TikTok、ユニバーサル・ピクチャーズ)
同名ミュージカルを映画化した『ウィキッド ふたりの魔女』と『ウィキッド:パート2』は、2年にわたって前後編が公開され、世界興行収入は2作合計で12億8,000万ドルに達する大ヒットを記録した。ネット上でも大きな話題となったが、当時ユーザーの関心を集めたのは、必ずしも映画そのものだけではなかった。W主演のシンシア・エリヴォとアリアナ・グランデが、各地のプロモーションで見せた親密な友情にも注目が集中。2人の距離感はあまりにも不自然だ、演技にしか見えない、単純に気まずくて奇妙だ、といった声が相次いだ。
ユーザーはコメントを投稿するだけでなく、2人のやり取りをからかう画像や動画のミームまで大量に制作した(上のリンクを参照)。こうした反応を、エリヴォも快く思っていなかったようだ。英紙ガーディアンの最新インタビューで、彼女はこう反撃している。「おかしいのは、大勢の人が家のソファに座っているだけで、自分を心理学の専門家だと思い込んでいること。彼らには、何というか……奇妙な苛立ちがあるんです。2人の女性が友達になることを、変だと思っている。『どうして友達なの? どうして心が通じ合っているの? きっと何か問題がある。どうして感情を表に出すの? どうして泣くの? どうして笑うの? どうしてそんなに感情豊かなの?』と言っているようなものです」
エリヴォはさらに、「これは諸刃の剣です。もし私たちの目がうつろで、何の表情も見せていなかったら、今度はまた別の解釈をされていたでしょう。当時、誰かに教えてほしかったですね。『これが見せるべき適切な感情のバランスです。この感情も、あの感情も見せず、この程度に抑えてください』って」と続けた。
また、多くのユーザーが、エリヴォはグランデを守ろうとする気持ちが非常に強いと指摘している。過激なファンがグランデにつかみかかろうとした深刻な場面から、彼女を傷つけるかもしれないごく小さな行動まで、エリヴォは敏感に反応し、グランデを抱き締めたり、キスして落ち着かせたりしてきた。そのため、一部ではエリヴォをグランデの「ボディーガード」と呼ぶ声もある。しかしエリヴォは、この呼び方に不快感を示すだけでなく、女性蔑視や人種差別が含まれているのではないかと疑問を投げかけた。
エリヴォによると、以前ある記者から、グランデの「守護者」なのかとわざと質問され、不愉快な気持ちになったという。「そのとき私は、『私がこんな外見だから、どんな友達のためにも立ち上がるし、友達にも私のために立ち上がってほしいと思っている、そんな当たり前のことを、こういう言い方で質問していいと思っているの? どうして私がやると、ボディーガードということになるの?』と思いました。ごく普通のことをしているだけの人間が、これほど激しく非難されるなんて、本当にばかげています。あまりにも行き過ぎです」
via: The Guardian