野澤雅子さん所属の青二プロダクション、AI音声技術で企業と提携!「演技分野には使用しない」と明言

以前、声優の関智一さんが日本ロボット開発会議に出席した際、「声優の仕事が機械に取って代わられるのでは」と懸念を示したことが話題になりましたね。これって本当に現実になるのでしょうか?

実は、『進撃の巨人』エレン役の梶裕貴さんも、合成音声ソフトウェア開発企業と「梶裕貴合成音声プロジェクト」でコラボしており、AIの活用はもはや時代のトレンドと言えそうです。そして本日(10/7)、声優事務所の株式会社青二プロダクションが、CoeFont Co., Ltd.(以下、CoeFont)と提携したことを発表しました。両社はAI音声技術を活用したグローバル戦略を共同で推進し、野澤雅子さんをはじめとする青二プロダクション所属の10名の声優がAI音声収録に参加するとのこと。この発表は、ネット上でも大きな反響を呼んでいます。

▼ このニュースを受けて、野澤雅子さんは本日昼頃、Xのトレンドワードに浮上しました。

両社によると、CoeFontのAI音声技術を活用することで、青二プロダクション所属声優の素晴らしい音声データを多言語に翻訳し、音声アシスタント(Amazon AlexaやGoogle Assistantなど)、ロボット(Pepperなど)、そして音声ナビゲーション搭載製品(医療機器など)での利用を目指すとのこと。これにより、グローバル市場での情報発信や社会貢献に寄与し、より多くの人々が声優の聞き慣れた声でサービスを利用できるようになることを期待しています。

特に強調されているのは、この提携が声優の仕事を代替するものではなく、「演技」分野に関連するサービスは一切提供しないという点です。アニメや洋画の吹き替えにこの技術が使われることはない、と明言されています。近年、AIによって声優や俳優の声が無断でAI学習に利用されるといった問題が多発していることを踏まえ、大手声優事務所である青二プロダクションが、利用範囲を厳しく管理していく姿勢を示しています。

現在、野澤雅子さんを含め、青二プロダクションから10名の声優がこのプロジェクトに参加しており、日本語で収録された音声データを英語を含む多言語のAI音声に変換し、必要なサービスに提供していく計画です。

▼ 公式が公開したAI野澤雅子さんの日本語・英語音声デモはこちら。

この計画に対し、多くの日本のネットユーザーからは「青二プロダクションが声優事務所としてガイドラインを設ける先駆者となるのは良いことだ」「範囲を限定し、本人の同意があれば、確かに幅広い用途が生まれるだろう」「高齢の声優さんにとっては、収録時間の短縮にも繋がるかもしれない」といった肯定的な意見が寄せられています。

「演技」分野の仕事には使用しないという前提であれば、AIの適切な活用は十分に検討に値する方向性と言えるでしょう。


via: PR TIMES