『ドラえもん』大山のぶ代さん逝去、90歳…生前は認知症で「ドラえもん」を忘れるも

国民的アニメ『ドラえもん』で、長年にわたりドラえもん役を務められた声優の大山のぶ代さんが、去る2024年9月29日に老衰のため90歳でご逝去されたことが報じられました。2015年には、すでに亡くなられた夫の砂川啓介さんが認知症を患っていることを公表されていました。

大山のぶ代さんは、1970年代から日本の声優界で活躍され、1979年4月2日から2005年3月18日に引退されるまで、『ドラえもん』のドラえもん役を担当されました。この期間は、ファンの間で「大山版」として親しまれています。その後、2005年4月15日からは、現在の声優である水田わさびさんがドラえもん役を引き継ぎ、「水田版」と呼ばれています。

『ドラえもん』以外にも、大山のぶ代さんは1977年から1978年にかけて放送されたロボットアニメ『無敵超人ザンボット3』で、主人公「神勝平」の声を担当されていました。しかし、『ドラえもん』の収録が始まってからは、「ドラえもん役を務めている間は、他のキャラクターの声を極力担当しない」という方針から、一度は『無敵超人ザンボット3』への再出演を辞退されたこともあったそうです。

『ドラえもん』の配役を終えられた後には、ゲーム原作のアニメ『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』で、劇中の重要キャラクター「モノクマ」の声を担当され、その怪演ぶりが話題になりました。

実は2008年頃、大山のぶ代さんは脳梗塞を患い、日常生活に支障が出始め、認知症の症状も進行していきました。初期の頃は体調が良い日もあり、声優活動を続けられていましたが、2015年には夫の砂川啓介さんから、認知症によりご自身が『ドラえもん』の声を担当していたことを忘れてしまっていると明かされました。翌年には介護施設に入所されています。

常に奥様を気遣い、支え続けてこられた砂川啓介さんは、2017年7月11日に逝去されました。その後も大山のぶ代さんは認知症と闘い続けていました。

via: スポニチ Sponichi Annex