VTuberグループ「ホロライブ」を運営するカバー株式会社は、4月9日、所属VTuberのゲーム配信が「任天堂のゲームに関するガイドラインに抵触する可能性があった」として、一連の騒動について謝罪する声明を発表しました。
公式発表では具体的なVTuberの名前は伏せられていましたが、多くのファンは、兎田ぺこらさんが配信していた『ポケットモンスター エメラルド』のプレイ内容が原因ではないかと推測しています。

事の発端は、兎田ぺこらさんが中古で購入したという『ポケットモンスター エメラルド』のカセットで、特定のアイテムがないと出会えないはずのポケモンを捕まえようとした際のこと。視聴者から「配信で使われているカセットが改造されているのでは?」との指摘が相次ぎました。正規の配布ではありえないポケモンが出現したり、ゲーム自体に改造の痕跡が見られたりしたため、「これは怪しいぺこ…」と疑問の声が上がったのです。
その内容が任天堂の定めるガイドラインに反するのではないか、と問題視されたのです。騒動中も配信を続けたことで批判の声も上がりましたが、ぺこらさん自身は後に「ゲームが改造されているか判断できない」として、この企画を中止することを発表していました。
▼ X(旧Twitter)では、改造カセットの使用を批判する投稿が多数見られました。




▼ 兎田ぺこらさんの『ポケットモンスター エメラルド』最後の配信は4月3日でした。

カバー社は、任天堂が公式サイトで公開している「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」に照らし合わせ、改造されたゲームの配信が「違法または不適切なコンテンツの投稿」に該当すると判断。明確な利用規約違反であると認識したとのことです。
この件について、カバー社は任天堂に相談し、協議を重ねた結果、以下の対応を取ることを決定しました。
1. 誤解を招くことを避けるため、関連動画を非公開にする。
2. 今後、ガイドラインに抵触する可能性のある配信企画は行わない。
3. 所属VTuberに対し、改めてプラットフォームのガイドライン遵守の重要性を周知徹底する。

カバー社は声明で、「動画の非公開化に加え、企画全体のフローを見直し、所属タレントへの指導・啓発を強化し、現行制度の改善に努めてまいります」と説明。最後にファンや関係者に向けて、「今回の件で皆様にご迷惑とご不便をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪の意を表明しました。