
小説の会話文でよく見かける「!?」という感嘆符と疑問符の組み合わせ。でも、あなたは「?!」の存在に気づいたことはありますか? 日本の小説家、宮内悠介先生(@chocolatechnica)が先日X(旧Twitter)で自身の“こだわり”をシェアしたところ、多くの読者から注目と共感の声が寄せられています。

宮内先生いわく、会話文ではこっそり「!?」を「?!」に直しているんだとか。一般的な使い方としては前者が多いものの、先生は後者の方が「より混乱した、困惑した感じ」が出るとお気に入り。「疑問そのもの」を強調しているように感じられるそうで、「語気を強めた疑問文」である「!?」とはニュアンスが違うとのこと。時には編集さんや校正さんから「これ、大丈夫ですか?」と確認されることもあるそうです。
この投稿には、多くの作家さんや読者さんが「わかる!」と共感。中には「自分も語気のニュアンスで使い分けてる」という声や、「今まで違いなんて考えたこともなかった!」と目からウロコ状態のネット民も。さらに「英語圏でも『?!』を使う人が多い」というコメントまで飛び出しました。
ちなみに、海外サイト『Linguaholic』ではこんな解説も!
「?!」と「!?」は、文脈や表現したい感情によって使い分けるべきだ、と考える人もいます。
もしあなたが「疑問を投げかけている」ことを強調したいなら「?!」が適切。しかし、ある状況を述べつつ、そのことに対して困惑したり信じられなかったりする感情を表現したいなら「!?」の方がよりふさわしいでしょう。

さらには、まさかのチェス用語を引用して「!?」と「?!」の違いをユーモラスに指摘する猛者も現れました! チェスの記譜法では、「!?」は「面白いがリスクのある手」を意味し、「?!」は「一見合理的だが、実は悪手かもしれない手」を表すんだとか。
これには「なるほど、これは奥が深い!」と納得の声が続々。小説の中だけでなく、チェス盤の上でも戦術的思考の延長線上にあったとは! たかが記号の選択、されどその裏には、作者(あるいは棋士)の語気や感情、さらには戦略に対する精緻なこだわりが隠されているんですね。

ちなみに、こうした驚きと疑問を同時に表す記号は、言語学上では「疑問符感嘆符(interrobang)」という正式名称があります。「!?」や「?!」と書かれることもあれば、単一の記号「‽」で表現されることも。この記号の存在自体が、私たちが文章で表現する際に、いかに細部にこだわっているかを物語っています。
「!? vs ?!」という、一見すると些細な話題がこれほどまでにネット民の熱い議論を呼んだのも納得です。だって、言語とロジックの魅力は、こういう細部に宿るものですよね!