国民的RPGとして長年愛され続けている『ドラゴンクエスト』シリーズ。その冒険の始まりを象徴するアイテムといえば、誰もが一度は手にしたであろう初期装備「ひのきのぼう」ですよね。
最近、日本のX(旧Twitter)で、この「ひのきのぼう」についてのある投稿が大きな話題を呼んでいます。投稿によると、「ひのき(檜)」は実は日本と台湾にしか自生していない木材だそうで、そこから「もしかしてドラクエの勇者は日本か台湾の出身なのでは?」という壮大な考察が繰り広げられているのです。

発端となったのは、あるユーザーの「ひのき(檜)って実は日本と台湾にしか自生してないらしいんだけど、てことはドラクエの『ひのきのぼう』って、あの世界観は日本か台湾が舞台ってことなのか…?」という投稿。このユニークな視点に、多くのユーザーが反応しました。
この投稿に対し、「ずっと『火の木の棒』だと思ってたわw」といったコメントが寄せられる一方、「ひのき」の語源が、油分を多く含み燃えやすいことから火を起こすのに使われた「火の木」に由来するという説も登場。単なる勘違いとは言えない、興味深い言語学的な指摘も飛び出しました。
また、「檜って現実世界じゃ高級建材なのに、なんで最弱武器なんだ?」という素朴な疑問も。これには、古参ファンから「もともとは『かしのきのぼう』の予定だったけど、子供が『おかし(お菓子)のぼう』と間違えるから『ひのきのぼう』になったらしい」という豆知識が披露されました。さらに、「武器にするなら硬くて重い樫の方が適してる。檜はどっちかっていうと香りを楽しむもんだろw」と、材質の観点からマジレスするユーザーも。

議論はさらにヒートアップし、「それって勇者装備の貿易品ってことじゃん!」「もしかして、あの国はひのきのぼうの輸出で経済が成り立ってるのかも?」「勇者が棒を削りながら『うわ~いい香り…この棒最高!』とかやってたら笑う」など、大喜利状態に発展しました。
中には、『ドラクエIII』に登場する日本がモデルの国「ジパング」に触れ、「ひのきのぼうはジパングからの輸入品だった…?」と考察する声も。ただの最弱武器が、一気にグローバルな交易品へとスケールアップしました。

ちなみに、英語版の『ドラゴンクエスト』では「ひのきのぼう」は「Cypress stick」と訳されています。「Cypress」は一般的にイトスギやヒノキ科の針葉樹を指す言葉で、日本の「檜」とは少しニュアンスが異なるようです。

「ひのきのぼう」が「火の木」なのか「檜」なのか、公式な見解はありませんが、一本の木の棒から植物学、言語学、そして壮大な世界観設定にまで話が広がるのは、ファンならではの楽しみ方ですよね。
装備しても素手と攻撃力がほとんど変わらない、あの頼りない木の棒。その正体を巡る考察は、まだまだ尽きることがなさそうです。まあ、ゲームの中では結局すぐに捨てられちゃうんですけどね(笑)。
via: togetter