ゲームの世界観にさらなるリアリティと話題性を加えるため、ロックスター・ゲームスの開発チームは常に現実世界を参考にし、その特徴的な要素を『グランド・セフト・オート』シリーズに組み込んでいる。2025年発売予定の『グランド・セフト・オートVI』も例外ではない。しかし、プレイヤーが驚くことに、開発チームは2004年に発売された『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』の声優として、現実世界のギャングメンバーを招いていたのだ。

ロックスター・ゲームスのシニアライターであるラズロウ・ジョーンズ(Lazlow Jones)は、メディアのインタビューで、『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』に本物のギャングを起用した理由について語った。それは、当初ゲームの脚本を見た際、キャラクター間の会話に現実のギャングとの間に不自然な違和感を感じたからだという。そこで、キャラクターをより「本物らしく」するため、直接その背景を持つ人物たちに参加してもらうことを決めたのだ。
「当時、彼ら(ギャングメンバー)に脚本を見せたところ、『俺たちはこんな風には話さない、こう言うんだ…』といった具合に言われたんだ」とラズロウは語る。こうした議論を経て、声優として参加したギャングメンバーたちは、彼ら自身の最も自然で本物らしい口調で『グランド・セフト・オート・サンアンドレアス』の声を担当することになった。

ラズロウはまた、この過程で最も興味深かったのは、プレイヤーがコントローラーのAボタンを繰り返し押すことで、ゲーム内で現実世界のようなシーンを感じるだけでなく、現実生活の文化的要素がゲーム世界に溶け込んでいることを体験できる点だ、と語った。だからこそロックスター・ゲームスは、プレイヤーがゲームにより深く没入できるよう、リアリティと文化性を追求し続ける必要があるのだという。
via: Games Radar