CI Games CEOがDEIを批判、「ゲーム業界崩壊の原因」と指摘 『ドラゴンエイジ』『コンコード』を失敗例に挙げる


CI GamesのCEO、マレク・ティミンスキー氏が先日、ソーシャルメディアのX(旧 Twitter)に投稿し、DEI(多様性、公平性、包括性)政策が近年ゲーム業界で相次ぐ人員削減やスタジオ閉鎖の主な原因の一つだと指摘した。

同氏は、多くの企業が政治的正しさを追求するあまり、効率性や作品の質を軽視し、その結果として多数のプロジェクトが失敗に終わったと主張。業界は現在、「方向性を修正」し、プレイヤーの真のニーズに応えようとしていると述べた。

ティミンスキー氏は、DEIの考え方が多くのスタジオで「実力よりもアイデンティティを重視する」採用基準を生み出し、イデオロギーに基づいた人材登用が進んだと指摘。このアプローチが開発チームの能力と専門性を弱め、最終的に『ドラゴンエイジ: ヴェイルの守護者』や『CONCORD』(コンコード)といった代表的な商業的失敗につながったと批判した。

「プレイヤーは目覚め、本当に価値のあるゲームを選ぶ権利があることを知っている。そして業界もようやく耳を傾け始めた」とティミンスキー氏は投稿で綴った。同氏は、『Clair Obscur: Expedition 33(クレール・オブスキュール:エクスペディション サーティースリー)』や『ロード オブ ザ フォールン』といった作品の成功は、DEIの理念に頼らずとも優れたコンテンツを生み出せることを証明していると強調した。

この発言は広範な議論を巻き起こし、一部のプレイヤーや開発者からは、業界は創作の本質に立ち返るべきだという支持を得た。一方で、DEIの価値を過度に単純化し、機会平等を促進するという本来の目的を無視しているとの批判も上がっている。

しかし、多数のゲーム会社が財政難に陥り、スタジオが閉鎖される中、業界内で「何を変え、何を維持すべきか」という議論はますます活発になっている。ティミンスキー氏の今回の発言は、この議論に火をつけたことは間違いない。今後、ゲーム業界が本当に「コンテンツ志向」の開発理念へと転換するのか、引き続き注目される。




via: Tech4Gamers