マーベル映画『スパイダーマン:ブランニュー・デイ』(Spider-Man: Brand New Day)の公開とキャラクター人気の高まりを受け、PlayStationが手掛ける『Marvel's Spider-Man』シリーズの2作品がSteamで目覚ましい売上を記録しています。

現在、『Marvel's Spider-Man Remastered』と『Marvel's Spider-Man 2』は、ともにSteamのグローバル売上ランキングでトップ10入りを果たしており、『Dota 2』や『Counter-Strike 2』といった長年の人気タイトルと肩を並べています。
注目すべきは、両作品が1週間前にはランキングの100位圏外だったにもかかわらず、急速に順位を上げた点です。Steamの売上ランキングは販売本数ではなく収益で計算されますが、『Marvel's Spider-Man Remastered』は33%オフ、『Marvel's Spider-Man 2』は60%オフという大幅な割引が適用されているにもかかわらずトップ10に食い込んでいることから、映画の公開が確かに大きな購買意欲を刺激したことが示唆されます。

対照的に、両作品は現在、米国のPlayStation Storeのトップ10には入っておらず、これによりソニーのPC向け展開縮小戦略が再び外部から疑問視されています。PlayStationは一部の作品の売上が芳しくないため、今後、自社製シングルプレイゲームのPC移植を停止し、マルチプレイやサービス型ゲームのみをSteamで同時リリースする方針に転換する可能性があると報じられています。
最近では、『Saros』がPC版をリリースしない可能性が指摘されており、マルチプレイ要素を持つ『マーベル闘魂:ファイティングソウルズ』(Marvel Tōkon: Fighting Souls)はPS5とPCで同時発売される予定です。今回の『スパイダーマン』の一時的なヒットだけでソニーが方針を全面的に見直すとは限りませんが、少なくとも、個々の作品は市場を個別に評価すべきであり、シングルプレイゲームのPC移植の機会を一概に放棄すべきではないことを証明しています。
via: TheGamer