『ハリー・ポッター』ロン役俳優、ビートルズの手法で脱税か 裁判所が命じた追徴課税額が明らかに

(画像出典:ワーナー・ブラザース)

『ハリー・ポッター』(Harry Potter)シリーズのロン・ウィーズリー役で長年活躍し、一躍有名になったイギリスの俳優ルパート・グリント(36)が、ここ数年、税務問題で揺れている。2019年には100万ポンド(約2億円)の税金還付をめぐる訴訟で敗訴したが、先月末、長年争ってきた別の裁判でも再び敗訴。裁判所の判決により、今回はさらに高額な180万ポンド(約3億6000万円)を支払うよう命じられた。

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グリントの納税申告を調査した英国歳入関税庁(HMRC)によると、グリントは映画出演で得た450万ポンド(約9億円)もの「レジデュアル(出演料以外の二次使用料で、ソフト販売、関連グッズ、テレビやストリーミングでの放送権から得られる収益)」を、収入ではなく資本資産として誤って申告していたという。収入として申告した場合、税率ははるかに高くなるため、裁判官は最終的にこれらを収入の範疇に属すると判断した。

歳入関税庁はさらに、グリントが1960年代にビートルズが用いた手法で税金の抜け穴を利用しようとしたのではないかと指摘。グリントは2011年に「Clay 10 Limited」という会社を設立し、レジデュアルの権利を資本資産として同社に売却することで、課税所得を減らそうとした。2023年3月時点で、同社の資本金は2700万ポンド(約54億円)を超えている。ビートルズもかつて別会社を設立し、音楽著作権をその会社に売却することで課税所得を圧縮していた。しかし、グリントは自身の財務は父親と会計士に任せており、自分は関与していないと主張している。


via: The Telegraph