『Ghost of Yotei』開発スタッフ、銃撃事件を嘲笑する投稿で炎上 ゲーマーからボイココット運動が巻き起こる

コミック界ではDCコミックスの脚本家による失言があったが、ゲーム業界でも問題が勃発した。アメリカの著名な開発スタジオ、サッカーパンチ・プロダクションズが現在、炎上の渦中にある。同社の上級開発者の一人が、保守派の活動家チャーリー・カーク氏が銃撃され死亡した事件について、SNSで嘲笑するようなコメントを投稿し、大規模な反発を招いているのだ。多くのゲーマーが予約キャンセルを公言し、スタジオの新作『Ghost of Yotei』をボイコットするよう呼びかける事態に発展している。

カーク氏は2025年9月10日、ユタ州の大学で講演中に銃撃され、31歳で亡くなった。長年、右派の政治活動に積極的に関わっていた同氏は、事件当時、アメリカの銃暴力に関する質問に答えている最中に突如首を撃たれ、病院に搬送されたが死亡が確認された。この事件は全米に衝撃を与え、各方面から暴力行為を非難する声が上がった。

しかし、このニュースが報じられてから数時間後、サッカーパンチのシニア開発者の一人がSNSに「犯人の名前がマリオだといいな。そうすればルイージは兄弟が応援してるってわかるだろ」と投稿。現在は削除されているこの投稿は、すぐにスクリーンショットが撮られ、X(旧Twitter)やRedditで拡散され、激しい論争を巻き起こした。多くのネットユーザーは、これが単なる「ブラックジョーク」ではなく、故人への冒涜であると激しく非難した。

スクリーンショットがネット上で拡散されると、ゲーマーたちの怒りは行動へと変わった。Xではハッシュタグ #BoycottGhostOfYotei がまたたく間にトレンド入りし、多くのゲーマーが予約をキャンセルしたスクリーンショットを投稿。「デリケートな問題で従業員が分断を煽るような発言をする会社を支持するつもりはない」と強調した。一部には、これは表現の自由の範囲内だと開発者を擁護する声もあるが、そのタイミングや言葉遣いが「極めて不適切」であったことは認めている。

現時点で、サッカーパンチ・プロダクションズは公式な声明を発表しておらず、問題の従業員に対して何らかの措置を取ったかどうかも不明だ。この沈黙が、かえって不満を増大させており、事態のさらなる悪化を防ぐため、会社側が説明責任を果たすよう求める声が上がっている。

この一件は、ゲーム業界と政治文化がいかに密接に結びついているかを改めて浮き彫りにしたと見られている。たった1つの投稿が、わずか数時間でボイコット運動にまで発展したことは、ゲームコミュニティが世論においていかに迅速に動員されるかを示している。『Ghost of Yotei』がこの事件によって深刻な打撃を受けるかどうかは、今後の動向を注視する必要があるだろう。

【2025年9月12日 16:03 更新】

最新情報によると、問題の投稿を行ったサッカーパンチのシニア開発者は解雇されたとのことだ。

しかし、この元開発者は「ファシズムと戦ったせいで10年間続けた夢の仕事を失ったとしても、私はまた同じことをするだろう。しかも100倍強く」と依然として主張している。いずれにせよ、この事件が『Ghost of Yotei』とスタジオのイメージに大きな打撃を与えたことは間違いない。