『オデッセイ』『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』爆米花バケット熱が世界中の映画館を席巻!転売価格は高騰、IMAXも初のグッズ市場参入

近年、映画のポップコーンバケットは、単なるスナック容器から、映画館で最も人気の高いコレクターズアイテムへと進化を遂げています。例えば、『オデッセイ』では、公開に合わせてトロイの木馬型とIMAXカメラ型のバケットが登場しました。特にIMAXカメラバージョンは、IMAXが初めて映画グッズ市場に参入した製品で、発売からわずか90分で完売。急遽、中国から追加の在庫を調達する事態となりました。

IMAXのCEOであるリチャード・ゲルフランドは、今回の規模はこれまでの同社の試みをはるかに超えるものであり、映画ファン向けグッズ市場に依然として大きな可能性が秘められていることを証明したと語っています。AMCの飲食部門副社長であるネルズ・ストームは、「これは未来の映画鑑賞体験の媒体となっています。私たちの業界におけるコンサートTシャツのように、形ある映画の思い出なのです」と表現しています。

この熱狂は、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』にも波及。AMCが発売したスパイダーマンの頭部型ポップコーンバケットは34.99ドルで、現在公式サイトでは完売しています。 AMCによると、2025年の世界的なグッズ売上は8000万ドルに達し、2026年には1億ドルを突破する見込みとのこと。これは、映画館が興行収入の一部しか得られない状況において、飲食やコレクターズアイテムへの依存度を高めていることを示しています。

しかし、限定デザインは転売ヤーによる高騰も招いています。『オデッセイ』のトロイの木馬型ポップコーンバケットは、定価69.99ドルに対し、eBayでは最高165ドルまで高騰しました。 『スパイダーマン』のバケットも110ドルの値が付けられています。 実際に映画を鑑賞する観客を保護するため、リーガル・シネマズは初めて一人あたりの購入数を1つに制限する措置を取りました。映画館関係者は、一部のデザインは映画制作者自身による承認が必要であると同時に、今後も物語に呼応し、インタラクティブな要素を持つデザインであれば、より大胆なデザインの限界に挑戦し続けると明言しています。

via: Variety