先週、マーベル・スタジオがアメリカで開催された「サンディエゴ・コミコン・インターナショナル」で、ロバート・ダウニー・Jr.がMCUの舞台に復帰し、『アイアンマン』ことトニー・スタークから大悪役『ドクター・ドゥーム』へと転身することが発表されると、瞬く間にSNS上で大きな話題となりました。

しかし、全てのマーベルファンがこのニュースに期待や興奮を覚えているわけではありません。特に、原作コミックを熟読している古参ファンからは、マーベル・スタジオがロバート・ダウニー・Jr.を『ドクター・ドゥーム』役に起用することに対し、疑問や懸念、さらには反対の声が上がっています。
映画ファンにとっては、ロバート・ダウニー・Jr.がMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)の舞台に戻ってくることは、低迷が続いていたマーベル・スタジオを救うチャンスであり、非常に良い決断だと捉えられています。彼こそがマーベル・スタジオの「真の救世主」、「真のマーベル・ジーザス」になる可能性さえあると見られています。しかし、原作ファンにとっては、これは失望を招く決定だという意見もあります。

というのも、『ドクター・ドゥーム』ことヴィクター・フォン・ドゥームは、そのキャラクター設定や人気からしても、ロバート・ダウニー・Jr.や『アイアンマン』の力を借りて成り立たせる必要がないからです。ロバート・ダウニー・Jr.が疑いなく素晴らしい俳優であることは認めつつも、トニー・スタークとヴィクター・フォン・ドゥームは本質的に全く異なるキャラクターであるとされています。
もちろん、他のコミックファンからは、マーベル・コミックスの『What If? Iron Man: Demon in an Armor』Vol 1のストーリーで、トニー・スタークとヴィクター・フォン・ドゥームが「身分を交換」し、互いの人生を送るという出来事があったことも指摘されています。そのため、マーベル・スタジオがこの『ホワット・イフ...?』シリーズの物語をベースに脚色する可能性も排除できません。しかし、それでも「トニー・スタークが『ドクター・ドゥーム』である」というもう一方の原作ファンの懸念を解消するには至っていません。


そのため、一部の原作ファンは、ロバート・ダウニー・Jr.が演じる『ドクター・ドゥーム』が、トニー・スタークの変異体ではなく、ヴィクター・フォン・ドゥームがたまたまトニーと同じ顔をしているという設定であることを願っています。少なくともそうであれば、ヴィクターというキャラクターの人物像をある程度は完全に構築できるだろうと考えているようです。
via: Comic Book Movie