『No Man's Sky』クリエイターが『グランド・セフト・オートVI』の過剰なディテールを揶揄し物議 新作『Light No Fire』の進捗をプレイヤーから追及される


『No Man's Sky』開発元のHello Games創設者ショーン・マーレイが先日、『グランド・セフト・オートVI』(以下、『GTA VI』)の予告編についてジョークめいたツイートを投稿した。Rockstar Games(以下、R☆)の細部へのこだわりを称賛する意図だったとみられるが、これが思わぬ物議を醸すことに。一部のネットユーザーからは皮肉と誤解され、さらに多くの新作『Light No Fire』を待ち望むプレイヤーからは、コメント欄で進捗状況を問いただされる事態となった。

事の発端は、R☆が『GTA VI』の初の予告編を公開した後、ゲーム業界やプレイヤーコミュニティがその驚異的なディテール表現に衝撃を受けたことにある。ビール瓶に浮かぶ気泡、自然になびく布地、緻密な草地のテクスチャなど、どれもがその技術水準の高さを物語っていた。

しかし、ショーン・マーレイが注目したのは、自転車に乗るキャラクターの足元、特にそのディテールだった。キャラクターはビーチサンダルを履いており、自転車のペダルが足の裏とサンダルの間に巧みに挟まっている様子が描かれていたのだ。

「これが彼らが延期した理由なのでは?」マーレイは投稿し、そのスクリーンショットを添えた。これは一見すると揶揄のようにも見えるが、R☆がリアルな物理挙動にこだわる姿勢を称賛している可能性もある。実際、このような「ビーチサンダルでペダルを踏む」動作はフロリダ州ではよく見られるもので、『GTA VI』に登場するレオニーダ州も同地をモデルにしている。

しかし、一部のネットユーザーはこの文化的背景を理解せず、彼がバグを嘲笑していると誤解。「フロリダの人間を分かってないのか?」「フロリダでは普通だ」「ビーチサンダルで自転車に乗ったことないの?」といった反論が相次いだ。

マーレイのツイートはすぐに大きな反発を招き、ネットユーザーからは「お前がそんなこと言う資格はない」「これはあなたが勝てない戦いだ、敬意をもって言わせてもらう」といったコメントが殺到した。

批判の多くは、彼自身の新作『Light No Fire』に向けられたものだった。同作は2023年末の発表以来、公式アップデートはわずか3回。そのうち2回は、プロジェクトの規模が非常に大きく、開発が極めて困難であることを認めており、進捗の遅れが示唆されている。

『Light No Fire』はまだ正式な延期発表はされていないものの、実質的には「音沙汰なし」の状態が続いている。多くのプレイヤーは、Hello Gamesが再び限界を突破し、かつて約束したような探索型マルチプレイヤーゲームを本当に作り上げられるのか懐疑的な目を向けている。マーレイの何気ないジョークは、開発の透明性と誠実さに対するプレイヤーの高い関心を映し出す鏡となった形だ。