
しかし、10年以上も遅れている『冬の狂風』は、いったいいつになったら世に出るのだろうか? おそらくこの問いには、作者であるジョージ・R・R・マーティン本人でさえ、明確な答えを出せないようだ。先日、彼が『The Hollywood Reporter』のインタビューに応じた際、この小説が永遠に完成しないかもしれないという、残念な可能性と向き合わざるを得なかった。
「残念なことに、もう13年も遅れているんだ」とマーティンは語る。「この件について話すたびに、『どうして丸13年も書き終えられずにいるんだ?』と自問する。何が起きたのか自分でも分からない。ただ、一日一日と時間が過ぎていったんだ」
彼は続ける。「もちろん、『冬の狂風』を書き終えることが今も私の最優先事項だ。多くの人がすでに私の訃報を書き始めていて、『ああ、彼は生涯かけても書き終えられないだろう』と思っているようだがね。分からない、もしかしたら彼らの言う通りかもしれない。でも、私はまだピンピンしているし、自分ではまだかなり元気だと思っているよ」

2023年11月頃、マーティンは小説『冬の狂風』の進捗が約1,100ページに達したと明かしていた。しかし、この数字は2022年に彼が言及した進捗と全く同じであり、ファンの失望を招くのは避けられなかった。さらに、『冬の狂風』は『氷と炎の歌』シリーズの最終章ですらない。マーティンが今年で76歳になることを考えると、一部のファンが「彼は生涯かけても完成させられないだろう」と考えるのも、あながち無理からぬことかもしれない。
via: THR